癌、余命宣告

私の父は「絶対宣告するな」と以前から言っていました。勿論私も家族がそうなった時は言うつもりは有りませんでした。

・・・ですが、色々な意見やケースが有り、私の場合は父に宣告をする事になってしまいました。

ある相談員(癌専門)に言われた事です。

「貴方は家族に余命宣告しますか?」
「絶対しません」
「では、貴方がそうなった時、宣告して欲しいですか?」
「・・・して欲しいです」

その相談員によると、約7割が「宣告して欲しい」と言うのに対し3割しか「宣告する」と言う人が居ないそうです。

そして「父は宣告しないで欲しいと言ってました」と言うと、「それはまだ元気な頃に言ったのではないですか?」と。

その相談員自身父親を癌で亡くしており、癌と解った時は既に「余命3ヶ月」でその3ヵ月後旅立ったそうです。

その人は最後まで宣告はしなかったそうですが、最後まで本当に嘘を付き通す場合、可也高度な医学知識が必要になると言ってました。

そして殆どの場合、本人は気付いてしまうそうです。私の友人も「きっと気付いていたと思う」と言ってました。

完治を目指して治療を望む場合、余命は兎も角病名の告知は必要では?・・・と個人的には思うようになりました。

それから忘れられない意見なのですが、父の兄弟(長男)、私には叔父さんに当たる人に
「患者本人が後悔しないようにするのではなく、残る家族が後悔しない事を考えろ」
と言われました。

その意見が正しいかどうかは兎も角、他の人の意見とは全く逆の意見だったので心に残ったのです。

その他にも、ずっと最後まで告知せず、間際になって気付いた患者本人が「何で教えてくれなかった!俺にはやりたい事が有ったのに!」と、家族を恨んで亡くなった・・・と言う話も聞きました。

癌、余命宣告には色々な意見が有ると思いますが、私が学んだ事は「告知する選択肢も改めて考えてみる」と言う事です。


HOME

[Link]